【イタリア旅行】旅がもっと快適になる鉄道移動初心者ガイド

世界で最も料理が美味しい国ランキング第一位でもあり、ローマ、フィレンツェ、ヴェネツィアなど、地域それぞれに観光資源も豊かなイタリア、まさに旅行者憧れの地です。

せっかくイタリアを訪れたら、複数都市を訪れるのがおすすめ。
そんなときに便利なのが「鉄道」の移動手段です。

とはいえ、海外の鉄道を利用するときには

「どうやって乗るの?」

「どの電車を選べばいいの?

「安くて快適に移動するにはどうすれば…?」

このような心配もあると思います。

そこで今回の記事では、イタリア旅初心者の方に向けて、イタリア国内の鉄道移動について基本情報をお伝えします。イタリアの鉄道は、日本の新幹線のように快適で、旅行者の強い味方。2つあるメインの鉄道会社の特徴をしっかり理解して、あなたのイタリア旅行を何倍もスマートで快適なものにしちゃいましょう!

目次

そもそもイタリアの鉄道って?代表的な2つの会社をざっくり解説

実は、イタリアの長距離移動の主役は「高速鉄道」です。
主要な観光都市間を、時速300km近いハイスピードで移動できます。
この高速鉄道を運行しているのが。これからご紹介する2つの会社です。

1.Trenitalia(トレニタリア):安心と信頼のイタリア国鉄

特徴: 元々は国営の鉄道会社(現在は民営化)。日本のJRのような存在で、圧倒的な路線網を誇ります。

強み: 高速鉄道Frecciarossa(フレッチャロッサ)」だけでなく、地方の小さな町へ向かう在来線(Regionale)まで、イタリア全土をカバーしています。
有名都市だけではなく「マニアックな世界遺産の町にも行ってみたい!」という方には必須の存在です。

2.Italo(イタロ):デザインとサービスで勝負する新星

特徴: 2012年に運行を開始した民間の鉄道会社。フェラーリの元会長が設立に関わったことでも知られています。

強み:高速鉄道に特化し、主要都市間(ローマ、フィレンツェ、ミラノ、ヴェネツィア、ナポリなど)を結んでいます。車両はスタイリッシュな深紅色で、内装もおしゃれ。サービスや快適性を重視する方に人気です。

【徹底比較】Trenitalia vs Italo どっちを選ぶ?

では、具体的にどちらを選べば良いのでしょうか?4つのポイントで比較してみましょう。

① 路線網:どこへ行きたいかで決める!

Trenitalia:正直なところ、路線網はTrenitaliaの圧勝です。 元国鉄であったこともあり、イタリア全土を網羅しています。主要都市はもちろん、小さな町へのアクセスも可能です。

Italo:主要な観光都市を結ぶ路線に特化しています。

【結論】 ローマ、フィレンツェ、ヴェネツィアといった王道ルートの移動なら、どちらも選択肢になります。しかし、地方都市や小さな村へ足を延ばす予定があるなら、Trenitalia一択です。

② 車両・快適性:あなたはどっちのスタイルが好み?

どちらの会社も複数の座席クラスを用意しており、日本の新幹線の普通席よりも快適な場合がほとんどです。

  • Trenitalia(Frecciarossaの場合):
    • 座席クラスは、列車によって5クラス制と4クラス制の2種類が運行しています。
    • 列車の機材によりますが、基本的にはStandard, Premium, Business, Executiveのクラスに分かれています。
    • 伝統的で落ち着いた雰囲気。Businessクラス以上ではウェルカムドリンクのサービスも。
  • Italo:
    • Smart, Comfort, Prima, Club Executiveの4クラス。
    • 全席レザーシートで、無料Wi-Fiや電源が完備されています。
    • Primaクラス以上では、ウェルカムドリンクやスナックのサービスがあり、ちょっとした優雅な気分を味わえます。モダンで洗練された旅をしたい方におすすめ。

【結論】 安定の快適さを求めるならTrenitalia。新しくてオシャレな車両や、ワンランク上のサービスを手軽に体験したいならItaloが魅力的です。

③ 料金・予約:旅の達人は「早割」を制す!

ここが一番の重要ポイントかもしれません!

  • 料金:どちらかの会社が常に安い、ということはありません。乗りたい列車が決まったら、料金や時刻を比較して都合の良い方を選べばOKです。
  • 料金システム: どちらの会社も「早めの予約ほど安い価格変動制を採用しています。これは航空券と同じですね。乗車日が近づくにつれて料金は高騰します。
  • 予約方法: 公式サイトや公式アプリでのオンライン予約が断然おすすめ。英語表示に切り替えられますし、操作も簡単です。1ヶ月〜2ヶ月前には予約を済ませておくのが理想

【結論】 「安さ」を追求するなら、ブランドは関係ありません! 旅行の日程が決まったら、すぐに両社の公式サイトを見比べて、安い方のチケットを予約するのが賢い方法です。僕も毎回この方法でチケットを取っています。

Trenitalia(トレニタリア)公式予約サイト
Italo(イタロ)公式サイト

英語サイトでの予約が不安な方は、Omio(オミオ)というヨーロッパの電車、バス、航空券、フェリーのチケットを日本語で予約できるサイトの利用もおすすめです。
公式サイトより、多少値段は上がりますが、料金差はそれほど大きくないため、より手軽に予約したい方にはおすすめです。

④ サービス:細やかな気配りが嬉しいItalo

Trenitalia: 国鉄ならではの安定したサービス。上級クラスの乗客は、主要駅で専用ラウンジFrecciaClub」を利用できます。

Italo: 無料Wi-Fiの繋がりやすさや、全席電源完備といった点で評価が高く、こちらも上級クラス向けのラウンジがあります。

【結論】 甲乙つけがたいですが、乗車中の快適性やモダンなサービスという点では、新しいItaloに軍配が上がるかもしれません。

予約から乗車まで!簡単4ステップ&注意点

オンラインで予約さえ済ませてしまえば、乗車はとっても簡単です。

  1. 予約&eチケットGET: 予約が完了すると、メールでQRコード付きのeチケットが送られてきます。事前に印刷しておくか、スマホに保存しておけばOKです。
  2. 駅の電光掲示板をチェック: 駅に着いたら「Partenze(出発)」という電光掲示板で、自分の便のプラットホーム(Binario)番号を確認します。日本と異なる点として、出発ホームは出発の10〜15分前に表示されることが多く、電光掲示板の前でホーム番号が表示されるのを待つ人が多いです。
    電光掲示板は大きく、駅に行けば見つけるのは容易です。
  3. プラットホームへ: 番号を確認したら、該当のプラットホームへ向かいます。
  4. 乗車&検札: 自分の車両・座席番号の席に座ります。発車後に車掌さんが検札に来たら、スマホのQRコードを見せるだけです。
在来線に乗る際の注意点】切符の「刻印」

オンラインで予約したeチケットの場合、「刻印」は一切不要です。
注意が必要なのは、駅の券売機や窓口「在来線(Regionale)」紙の切符を買った場合。
この切符は、乗車前にホーム入り口などにある緑色の刻印機で「ガチャン!」と打刻しないと、高額な罰金の対象になるので絶対に忘れないでください!

まとめ:あなたにピッタリなのはどっち?

今回の記事では、イタリア旅行でおすすめの移動手段である「鉄道」についての基本情報と主要な2つの会社を紹介しました。

どちらの会社を利用するか迷う方は、ぜひ下記を参考に選んでみてください。
複数回乗る機会があれば、どちらの会社の列車も体験してみたり、座席クラスを変えてみるのもおすすめです。

主要都市だけをスマートに旅したい!
→ 料金と時刻を比べて、条件の良い方を選びましょう。Italoの快適さを体験するのも◎!

イタリアの田舎町も巡りたい! → Trenitaliaで決まり!

とにかく安く!賢く旅したい! → 時期や便によるので、両社の公式サイトを比較するのが正解!

イタリアの鉄道を使いこなせれば、あなたの旅はもっと自由に、もっと豊かになります。この記事を参考に、ぜひ自分にぴったりの列車を見つけて、最高のイタリア旅行を実現してくださいね!

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