海外旅行中に、旅行日程変更等でANAの国際線コールセンターに連絡を取りたいとき、固定電話の利用が必要です。
しかし、一般的な国際電話は高額で、長時間の通話は気が引けるもの。
「スマホの無料通話アプリではない方法で、固定電話に無料で電話をかけたい!」
そんなときは、楽天モバイルの「Rakuten Link」とIP電話アプリ「next+」というサービスがとても便利です。
この記事では、これら2つのサービスを活用して海外からANAの国際線コールセンターに無料で通話する方法を、ご紹介します。
楽天モバイル(Rakuten Link)について

サービス概要

楽天モバイルが提供する「Rakuten Link」は、楽天モバイルの契約者専用の通話アプリです。
国内通話が無料でできることで有名なアプリですが、このアプリを使えば、海外にいても日本の固定電話・携帯電話に通話料無料で電話をかけることができます(※Rakuten Linkアプリを使用時に限る)。
しかも、データ通信を使って通話するため、Wi-Fi環境があれば追加料金なしで通話可能です。

日本国内だけでなく、海外からでも日本の一般電話番号に無料通話可能
Rakuten Linkの使い方
- 楽天モバイルと契約(物理SIM or eSIM)
- 楽天モバイルの申し込みはこちらから(データタイプ以外の電話番号が発行されるプランを選択)
- 楽天回線エリア内でRakuten Linkの初期設定を済ませる(設定作業は日本国内で行うこと)
- 海外に出発後、Wi-Fi環境下でRakuten Linkを起動
- 日本の固定電話番号を入力して通話
これだけで、ANAのコールセンターのほか、日本にある自宅や会社、病院などに無料で電話が可能になります。
ちなみに楽天モバイルは、海外でも追加料金なしで毎月2GBまでデータ通信が無料のため、国際電話が無料になるほか、とても嬉しいおまけもついてきます。

next+について

サービス概要
「next+(ネクストプラス)」は、アメリカの電話番号を無料で取得できるIP電話アプリで、海外からアメリカ(またはカナダ)の一般回線に無料または格安で通話できるサービスです。
先に紹介したRakuten Linkは、日本にもかけることができましたが、こちらはアメリカへの電話が無料になるため、このアプリから電話をするのは、ANAコールセンターのアメリカの番号(+1-800-235-9262)です。
next+は、一部制限はあるものの、固定電話へは無料で発信できる通話枠が用意されています。
固定電話番号への通話は、広告視聴などの条件で無料発信枠が付与されることも
使い方
- アプリストアから「next+」をダウンロード(下記参照)
- アカウント登録し、電話番号を取得
- アプリ内から日本の固定電話番号を入力し発信
- 無料通話枠を活用して通話(もしくはクレジットを追加して格安通話)
基本的にWi-Fiさえあれば利用可能で、ANAのコールセンターにもスムーズに電話できます。
【詳細手順】next+(ネクストプラス)の登録から電話をかけるまで

AppleIDまたはGoogleIDからサインアップできればOKです。

自分の名前を入力する。(【例】Taro Yamada)


メッセージや着信が来た時に、通知されるように通知は「許可」を選択しましょう。

フリープランを選択しましょう。

プランを選んだら、(アメリカの)電話番号を取得します。
州を選んで対応する3桁のエリアコール(市外局番のようなもの)を選んだら、あとは自動で電話番号が発行されます。
アメリカ国内のフリーコールなので、好きな州を選んでOKですが、特にこだわりがなければ上記の設定(Washington, 253)をマネすればOKです。
最後に、アプリ内でメッセージが届くので、内容を確認しましょう。


メッセージには、付与された電話番号が記載されているのと、発行された電話番号は、一時的に有効な番号であり、番号をアクティブに保つには、アプリを定期的に使ってメッセージを送ったり、少なくとも週に1回電話をする必要があると記載されています。
1つの番号を長期的に利用したい場合は、有料プランに加入したり、クレジットを購入する必要があるので注意しましょう。
電話番号が発行できたら、すぐに電話をかけることができます。

最初に電話帳との連携を聞かれることがありますが、連携する意味はないので「許可しない」を選択できればOKです。



このアプリで電話をかけるときの注意点は、アメリカの国番号「+1」を最初に必ず入れることです。
何も指定しないと、日本からかける場合は日本の国番号「+81」が勝手に入ってしまいます。
※「+」は「0」を長押しすると出現します
このアプリは、アメリカの電話番号に対して無料通話できるもののため、ここで操作を間違えると有料電話になってしまいます。
無料通話が適応されているときは、画面に小さく「FREE」の文字が記載されるので、電話をかける前にしっかり確認しましょう。(下記参照)

両サービスの比較
各サービスについてわかったところで、両サービスを比較してみましょう。
項目 | Rakuten Link | next+ |
---|---|---|
初期費用 | 楽天モバイル契約が必要(有料) | 完全無料(アプリのみ) |
電話番号 | 090/080など携帯番号 | 050番号(IP電話) |
通話先 | 日本の固定電話・携帯電話 | アメリカの固定電話(携帯は有料) |
通話品質 | 比較的高音質 | 時に音質が不安定なことも |
広告・制限 | なし | 無料枠には制限あり、広告視聴あり |
海外からの利用 | 可(Wi-Fi推奨) | 可(Wi-Fi必須) |
完全無料で電話をかけられるのはnext+ですが、日本の電話番号にも電話をかけることができるという点で楽天モバイルが、汎用性が勝ります。
また、Rakuten Linkを利用するには、日本であらかじめ楽天モバイルを契約し、Rakuten Linkの初期設定をしておく必要がありますが、next+は渡航したあとからでもアプリ登録など行うことが可能です。
Rakuten Linkは日本語のアプリですし、使い方も公式サイトなどで簡単に調べることができますが、next+はアプリの言語が英語、かつ日本ではそこまでメジャーなアプリではないので、操作が難しいと感じる人もいるかもしれません。
今までの情報と下記を参考に、自分に合う方のアプリを利用してみてくださいね。
Rakuten Linkの利用がおすすめな人
- すでに楽天モバイルを利用している人
- 日本で契約と初期設定ができる人
- ANAのコールセンター以外にも電話をかけたい人
- 楽天モバイルの海外で2GB分データ通信無料を利用したい人
- スマホの操作や英語に自信がない人
next+の利用がおすすめな人
- 完全無料でANAのコールセンターに電話をかけたい人
- 通話枠の制限や広告が煩わしさを感じない人
- 海外から登録、即時利用したい人
- 英語に抵抗のない人
【まとめ】
国際電話に高額の通話料を払う時代は終わりました!
楽天モバイルを契約している方なら「Rakuten Link」で快適に通話可能。
契約を望まない方や限定的な利用なら「next+」がおすすめです。
あなたのライフスタイルや用途に合った方法を選んで、賢く、無料で国際電話を活用してみてください。
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